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突然のリストラから病気になって・・・

 高校を卒業して工場に勤めていました。4年目の春、工場が経営不振になり、コンサルタントを入れて診断の結果、私は、正社員からパートにされました。アパートで一人暮らしをしていた私は、生活のことで毎日のように悩み続けました。

 そして、10月に精神科に入院しました。I病院に来て頭の中が真っ白になりました。「ここがいわゆる精神病院か」と思い、ショックははかりしれませんでした。薬で頭がぼうっとして、日中は眠り続け、何にもできなくなり、時間だけが漠然と過ぎていきました。

 3ヶ月後に一度はアパートに戻り、一人で生活をしました。しかし食事が作れなくなり、部屋も汚く、どうしようもない日々が続き、再入院させられました。半年間は、冬は寒く、保護室では放心して、なんとか毎日を生活しました。おかげでやっと退院できました。

 退院してからは、昼間に家にいてTVを観ていた時間も2ヶ月ありましたが、毎日が退屈でした。市の保健センターさんの訪問、そして作業所に通所をしました。作業所に通い、自分と同じ精神の病気の人でも、病気とうまくつきあって生活している人たちの存在を知りました。

 人により、幻聴、うつ病、統合失調症、パニック障害、神経症などの病気があるのだと理解しました。この病気は、発病してから一生治らず、投薬を続け、状態を維持します。あなどれないとても恐ろしい病気です。タスモリン、リスバタール、アモバン、ワイパックス、ケスパミン等様々な薬を飲み安定するまでが大変でした。季節の変化や、精神的要素で体調が変化するので、難しいと思います。

 作業所で1年ちょっとやった後に、職安の紹介でパソコンスクールに3ヶ月通いましたが、就職には結びつきませんでした。約1年間、就労継続支援事業所で毎日養鶏作業を続けながら、ホームヘルパー2級の資格をとりました。特別養護老人ホームに職親制度で、週3回4時間、主に清掃で半年間働きました。2008年2月の障害者雇用面接会で事業所に採用され、週5日、一日4時間就労しています。

 いつどうなるか、毎日わかりませんが、自分が生活している中で、どう自分らしく一生懸命生きていくかということを求め続ければ、人生は後悔しないと思います。病気になって3年半たって、お金や仕事、失ったものもありますが、得たものもたくさんあります。生活することの大変さ、社会性、友人を得ました。

 これからも、いつ再発するかわかりませんが、自分らしく生活に仕事に頑張ろうと思います。 (MN)

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